【ひと】アキラ水産(福岡市) 安部泰宏社長 魚をもっと食べやすく
2012年02月04日 11:08
| カテゴリー:【ひと】
「常に食卓を意識した商品で他社との違いを出してきた」。福岡の“台所”である福岡中央卸売市場の鮮魚仲卸会社の中で10年以上、売上高トップを守っている。
試行錯誤の連続だった。20代のころ、流通の現場を学ぶために訪れた名古屋市のスーパーで切り身になった魚を見て、「いずれ九州もこうなる」と直感。魚は丸ごと売るのが当たり前の時代に、食べやすいように切り身にして販売を始めた。
外国の安い魚があふれ、若者は魚離れ。新鮮な魚を並べれば売れる時代ではない。今ではタイ茶漬けやめんたいこなどの加工品の製造も手掛ける。「最先端の冷凍技術を生かし、もっと手軽に食べられる商品も開発したい」。食卓への挑戦はこれからも続く。
=2012/02/04付 西日本新聞朝刊=