太陽光パネル専用洗浄液 「シャボン玉石けん」開発
2012年02月02日 00:35
| カテゴリー:九州経済ニュース

ソーラーパネルは洗浄もエコで-。シャボン玉石けん(北九州市)は、普及が進む太陽光発電用のパネル(モジュール)の業務用洗浄液を開発した。無添加せっけんを基に、泡立ちを抑えて発電所周辺の環境に配慮したことが特徴。今春から本格的に全国販売に乗り出し、数年内に年間1億円の売り上げを目指す。
ソーラーパネルにはほこりや油汚れ、鳥のふんなどが付着するため、発電効率を維持するために定期的な清掃が不可欠。太陽光発電は、自然エネルギーの全量買い取りを義務付けた「再生可能エネルギー特別措置法」の施行(7月)に伴い普及がさらに加速するとみられ、同社はパネル用洗浄液の需要も伸びると判断した。
洗浄液は、太陽光発電関連コンサルタント業「東洋メカジェニック工業」(東京)の依頼を受け、2010年夏ごろに開発に着手。メガソーラー(出力千キロワット以上の大規模太陽光発電所)の立地場所が郊外や山間部が多いため、周囲の自然環境に影響が及ばないよう原料を配合し、水の使用量を節約するために泡立ちを抑えるなど工夫をした。
シャボン玉石けんの森田隼人社長は「東日本大震災以降、国民のエネルギーに対する考え方が変わった。クリーンなエネルギーを作るのに合成洗剤で環境を汚しては本末転倒。せっけんで環境に優しい太陽光発電に貢献したい」と話している。
専用洗浄液は高圧洗浄機で吹きつけて使用する。販売は東洋メカジェニック工業が担当。販売価格は18リットルで2万7千円(税別)。
=2012/02/02付 西日本新聞朝刊=