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再建で揺れるHTB 集客に従業員奮闘 再発見ツアー/新銘菓販売/日の出参観

2009年11月28日 11:46 | カテゴリー:九州経済ニュース

再発見ツアーで観客にハウステンボスの魅力を説明する社員の内海幸子さん  再建問題で揺れる佐世保市のハウステンボス(HTB)。経営危機の風評もあり、入場者数が10月は前年比約7割、11月もこれまで6割にとどまるなど落ち込んでいる。そんな苦境をはね返そうと、従業員たちは知恵を絞ってあの手この手の集客作戦を展開している。

■「魅力を伝えたい」 

 今月7日午後、街路樹が赤や黄に染まった150ヘクタールに及ぶHTB場内。「この橋はゴッホの絵を参考にデザインされたんです」。アクティビティ部の内海幸子さん(28)が施設一つ一つの由来を説明する。

 9月から始まったHTB再発見ツアーだ。観客の要望に応じて、オランダ風の建物の由来や豊かな自然など、各分野に詳しい若手の従業員たちが場内を案内している。

 魅力の伝え方にも個性がある。溝上暢明さん(42)の専門は動植物。全長6キロに及ぶ運河や森の生き物たちを紹介する。とっておきのポイントは、桜の木に開けられた直径2センチほどの穴。キツツキがつついてできたと聞いて、小学生の男児は目を丸くした。

 場内の空き店舗に菓子店を出店したのはホテルヨーロッパのパティシエたち。今月6日から、若手女性社員の提案で新たな地元銘菓をつくろうと佐世保特産の豆乳を使ったロールケーキの販売を始めた。

 「調理場にこもっていじいじしてるより、自分で仕事見つけて目標に向かった方がいいでしょう?」。料理長の松谷博純さん(48)はおいしそうにケーキを口に運ぶ客たちに目を細めた。

 8日午前6時すぎ。高さ約100メートルの塔・ドムトールンの展望室で、9月から従業員の発案で始まった日の出参観が催された。曇りであいにく日の出そのものは望めなかったが、参加した佐賀市の公務員福井節子さん(38)は担当者と40分以上もHTBの魅力を語り合った。「仕事のストレスでつらくなっても、HTBに来れば力がわいてくる。絶対に再建してほしいです」

=2009/11/28付 西日本新聞朝刊=

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