減反未達でも生産引き上げ 15府県、罰則を緩和、農水省
2009年11月27日 21:23
| カテゴリー:九州経済ニュース
農林水産省は27日、2010年産米の都道府県別の生産数量目標を発表した。政権交代で生産調整(減反)を緩和する方向になったことから、これまで減反が未達の場合に与えていた罰則を緩和。09年に減反未達成だった18府県のうち茨城や栃木など15府県に対しては生産目標を引き上げた。
赤松広隆農相は27日午前、この罰則措置を2~3年後をめどに撤廃する方針を表明しており、10年産から一部を前倒しで実行した形だ。
前年産米の生産目標に比べ削減されたのは北海道、岩手、富山、京都など24道府県だった。全国の生産目標を前年産比0・2%減に設定しているためで、過去の生産実績を基に判断した。
農水省はコメの生産調整のため、都道府県別に年間の生産目標を決めている。過去6年間の生産実績を基に算出しているが、前年産米で減反を達成できなかった地域には、罰則として目標を削減するのが原則だった。
09年産米の減反が達成できなかったのは青森、秋田、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、神奈川、新潟、長野、静岡、愛知、大阪、奈良、岡山、徳島、高知の18府県。このうち、生産目標が削減されたのは秋田、新潟、長野の3県にとどまった。3県は過剰生産の量が多かったためという。