日本郵政、斎藤新社長が就任 官僚OB主導の経営体制
2009年10月28日 11:12
| カテゴリー:九州経済ニュース

日本郵政は28日、臨時株主総会と取締役会を開き、次期社長に元大蔵事務次官の斎藤次郎氏(73)を選出、就任した。政権交代による民営化見直しで、巨大組織のトップは民から官に変わる。副社長には、前内閣官房副長官補の坂篤郎氏(62)、元郵政事業庁長官の足立盛二郎氏(65)を含む4人を起用。官僚OB主導の経営体制で再スタートした。
株主総会に先立って行われた取締役会で、2007年10月の民営化スタートから日本郵政を率いてきた西川善文)社長(71)が正式に辞任した。
新たな経営陣の下で、効率から公共性に軸足を移した経営を具体化する。斎藤氏は同日午後に記者会見し、経営方針について自らの考えを表明する。
臨時株主総会では財務相の代理として、亀井静香郵政改革担当相が出席し、日本郵政の株主である政府として新取締役を承認した。その後斎藤氏を社長に選任するための新経営陣による取締役会を開催。原口一博総務相が認可し、斎藤氏は社長に正式に就任した。
社外取締役に作家の曽野綾子氏(78)や岡村正日本商工会議所会頭(71)、松尾新吾九州電力会長(71)、小池清彦新潟県加茂市長(72)らを起用。地域に密着した利便性の高い郵便や貯金のサービスを提供した上で、効率化も推進するという難題に取り組む。