民事再生 九州最大手の書店 明林堂の支援決定 高松「宮脇」
2009年07月30日 06:35
| カテゴリー:九州経済ニュース
民事再生法手続き中の九州最大手の書店チェーン明林堂書店(大分県別府市)を、全国に書店を展開する宮脇書店(高松市)グループが支援することが29日、分かった。両社とも郊外店が多く、全国に店舗網を持つ宮脇書店のノウハウを生かして経営再建を進める。
同社のグループ会社が明林堂の全株式を取得して事業を引き継ぐ。
明林堂は現在、九州や中国地方で約80店の書店を展開。宮脇書店は全国に約320店を持つが、九州では約10店と手薄で競合も少なく、支援に乗り出すことを決めた。
不採算店の閉鎖は極力避け、経費削減などで黒字化を図りたい考え。同社の宮脇富子会長は「お客さまや雇用に貢献する地域の本屋として役立ちたい」と話した。
明林堂書店は1982年に創業。ピーク時の2001年9月期には120店を展開し、売上高は約211億円に上った。だが、近年は競争激化や若者の書籍離れで売り上げが低迷。中古ゴルフショップや焼き肉店にも参入したが振るわず、07年9月期の売上高は約163億円に落ち込んだ。
借入金も100億円超に膨らみ、昨年8月、大分地裁に民事再生法の適用を申請していた。申請時の負債総額は147億円。
宮脇書店は1877年創業の老舗書店で、店舗数は国内最大。年間売上高は非公表。
=2009/07/30付 西日本新聞朝刊=