「野菜のり」を商品開発 平戸市の早田さん 規格外をシート状に
2009年07月08日 02:25
| カテゴリー:九州経済ニュース

長崎県平戸市の会社経営早田圭介さん(43)が規格外のニンジンやブロッコリーなど県産の緑黄色野菜をシート状に加工して、海産物の板のりならぬ「野菜のり」を開発した。年内に市内の空き工場を借りて乾燥機械などを設置、20種類の本格生産を始める。製品は、のりや菓子メーカーなどに販売する予定だ。
野菜のりは傷がついたり、曲がったりして市場に出回らないニンジンやブロッコリー、アスパラガスなどをペースト状にし、のりの製造機械で乾燥させて作る。
早田さんは10年前からのりメーカーなどと開発に取り組んできたが、味がなく、紙のような食感のために商品化に苦心していた。
2005年に、うま味を残しながら口溶けの良い食感を求めて独自の改良に乗りだし、翌年に会社を設立。県の産官学連携事業の一環として、長崎女子短期大学の橋口亮教授(食物栄養学)を紹介され、共同で研究を重ねてきた。
08年11月にビジネスプランコンテスト(日本商工会議所など主催)でグランプリを受賞。同会議所青年部メンバーの支援を受け、開発に弾みがついたという。
早田さんは「野菜のりは食物繊維が豊富で彩りも鮮やか。パリっとして食べ心地もいい。新しい食材として広めていきたい」と話している。
=2009/07/08付 西日本新聞朝刊=