九州農業白書 異分野と連携 活発化 食への関心高まり背景に
2009年06月30日 05:57
| カテゴリー:九州経済ニュース
九州農政局は29日、2008年度の九州食料・農業・農村情勢報告(九州農業白書)を発表した。特集では「食・農を核としたネットワークの挑戦」を取り上げ、農業をめぐる環境が厳しくなる中、自治体や企業、教育機関などが、農業者と多様な連携をして新商品開発や地産地消、地域づくりに取り組む事例を紹介。今後の農業振興の方策となる可能性を示した。
白書は、08年に小麦やトウモロコシなどの穀物の国際価格が高騰したことや、食品偽装事件などが相次いだことから、食の安全や農業に対する国民の関心と期待は高まっていると強調。
特に農業や食品産業の比重が高い九州では、食と農への関心は高く、ネットワークづくりが盛んだと指摘。地産地消のケースとして農産物直売所を取り上げ、九州では直売所の利用率が全国よりも高いことや、給食の食材を提供したり、農産物加工を手掛けたりする例を挙げた。
07年の九州の農業産出額は前年比0.3%増の1兆6256億円と全国の約2割。前年に天候不良で不作だったコメの増加が目立った。
=2009/06/30付 西日本新聞朝刊=