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貧困スパイラルに警鐘 「派遣村」村長が講演 福岡市

2009年02月26日 02:22 | カテゴリー:九州経済ニュース

 仕事と住まいを失った人たちを支援した東京・日比谷公園の「年越し派遣村」で村長を務めた市民団体「自立生活サポートセンター・もやい」事務局長の湯浅誠さん(39)の講演会が25日、福岡市・天神の西日本新聞社で行われ、湯浅さんは、貧困問題への無関心によって社会全体が地盤沈下していく「貧困スパイラル」に陥ってはならないと訴えた。

 新聞労連九州地方連合などの主催で、演題は「派遣村から見た日本社会」。14年にわたってホームレスなどの貧困者支援に取り組む湯浅さんは「日本は一度失職するとホームレスになってしまう『すべり台社会』」と指摘し、雇用保険や生活保護などのセーフティーネットの充実を求めた。

 一方で、非正規雇用や貧困者の問題を「自己責任論」で片付ける社会的風潮も根強いとし、「問題を放置すれば、巡り巡って労働市場の崩壊を招く。派遣村の光景は人ごとではなく、自分にも直結していることを知ってほしい」と呼びかけた。

=2009/02/26付 西日本新聞朝刊=

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