鹿銀と鹿大 農業で連携 経営ソフト 共同開発 12月中に組織設立 1年後の実用化目標
2008年11月29日 00:13
| カテゴリー:九州経済ニュース

鹿児島銀行(鹿児島市)と鹿児島大学(同)は28日、農家や農業法人向けに、生産から販売まで農業経営を総合的に支援するコンピューターソフトの共同開発に乗り出すと発表した。行政や情報技術(IT)関連企業をメンバーに加えた開発組織を12月中に設立し、1年後の実用化を目指す。鹿銀と鹿大は「銀行と大学が農業分野で連携するのは珍しい」と説明している。
共同開発するのは、肥料、病害虫、天候、土壌など生産現場のデータから、原価計算や売り上げ、借入金の返済までを一括して管理できるソフト。栽培や販売を個々に管理するシステムは既にあるが、経営を総合的に支援するソフトはなく開発が待たれていた。
ソフト活用で生産者の経営基盤を強化し、農業分野での融資拡大につなげたい鹿銀と、実用性の高い事業に研究成果を提供して激しい大学間競争を生き残ろうとする鹿大の思惑が一致。10月から協議を進めていた。
鹿銀の永田文治頭取と鹿大の吉田浩己学長が開発のための協定に調印した。両者は九州農政局や鹿児島県、地場企業などに開発組織への参加を打診中で、実用化後は全国に売り出す予定。
=2008/11/29付 西日本新聞朝刊=