キャセイ食品が民事再生法申請 国産偽装事件で受注減
2008年11月28日 21:41
| カテゴリー:九州経済ニュース
外国産を混ぜた冷凍野菜を国産と偽って販売していた食品加工会社「キャセイ食品」(東京都中央区)は28日、民事再生法の適用を東京地裁に申請し、保全命令を受けた。信用調査会社の帝国データバンクによると、負債総額は44億3800万円。営業は続けるという。
同社は今月10日、長崎工場で、中国産や米国産を混ぜた冷凍野菜を国産品と偽装していたと発表。日本農林規格(JAS)法に違反するとして、14日に農林水産省から改善指示を受けていた。
さらに21日には長崎県警が不正競争防止法違反(虚偽表示)の疑いで家宅捜索。冷凍野菜部門の受注が大幅に減少していた。
帝国データによると、同社は1968年設立で従業員約130人、資本金は1億4000万円。調味料や冷凍野菜の製造販売を手がけている。大手食品メーカーが主な得意先で、2008年3月期の売上高は39億円だった。
食品メーカーをめぐっては、汚染米を不正転売していた「三笠フーズ」(大阪市)が大阪地裁に今月21日付で破産を申し立てている。