年内にも全面稼働 新日鉄八幡製鉄所火災から1カ月 減産規模20万トン
2008年08月29日 13:45
| カテゴリー:九州経済ニュース
新日鉄八幡製鉄所(北九州市戸畑区)は29日、同製鉄所の第5コークス炉付近で発生した火災の復旧見通しについて、年内にも全面稼働すると発表した。高炉から出る銑鉄(せんてつ)の減産規模は2008年度に20万トン程度で、八幡製鉄所の出銑量の約5%に上る見通し。
火災の発生から1カ月になることから、藤井康雄所長が記者会見した。それによると、第5コークス炉で破損したベルトコンベヤーや配管の解体が今週中にほぼ終了。冷却設備が復旧すれば、9月下旬にも第4コークス炉が稼働でき、新たなベルトコンベヤーの整備後、第5コークス炉の稼働は12月中旬になるという。
減産規模が拡大する理由について、藤井所長は「他社から搬入したコークスだと粉末になりやすく、出銑量が1‐2割落ちる」と説明。既に三井鉱山北九州事業所(北九州市若松区)や中国からコークスの供給を受けていることを明らかにした。
再発防止策については(1)ガス配管の強度を上げる(2)ベルトコンベヤーの下に防護壁を設ける(3)スプリンクラーを設置する‐などの対策をあげ、「他のすべての施設も点検した」としている。
=2008/08/29付 西日本新聞夕刊=